東京で催眠療法を行う心理療法研究室スアラロハニは、公認心理師による催眠療法をメインとした心理療法を行う完全予約制のセラピールームです。東京都板橋区大山にセッションルームがあります。

ヒプノセラピーとは

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意識の壁を越えて潜在意識とコミュニケーションする

みなさんはご自分のことをどれほどご存知ですか?

あらためて考えてみると、自分の本心はどれなのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか?それもそのはず、自分のことを知るのは実はなかなか難しいことだからです。

頭で考えていることは顕在意識と呼ばれますが、心の奥深くにあるものは潜在意識と呼ばれます。子どものときにはこの二つに隔たりはないのですが、8歳ごろから意識の壁ができてくるので、コミュニケーションを図ることが難しくなってきます。

ヒプノセラピーは、その意識の壁を越えて顕在意識と潜在意識のコミュニケーションを図る心理療法で、その中には前世療法年齢退行療法悲嘆療法自己実現法ソマティック・ヒーリングなどさまざまな技法があります。インナーチャイルドの癒し、アダルトチルドレンの心の問題にはUSPTでも対応できます。グリーフケア、ペットロスケアから、トラウマの克服、摂食障害やうつ病の方まで対応可能です。

ヒプノセラピーとは何でしょうか?

ヒプノセラピー=催眠療法とは、催眠状態を利用して、望ましくない癖や習慣を変えたり、抱えている問題の軽減や改善を図ったりする心理療法(心理セラピー)のことです。催眠によってご自身の顕在意識と潜在意識をつなげることで、問題を解決する力を内側から引き出します。

イメージワークと暗示の活用がメインですが、その方法には、年齢退行や前世退行などの退行療法により過去にさかのぼって問題を改善する方法と、退行は行わずにイメージトレーニングや暗示によって自己改革をする方法があります。

イメージワークは単なる空想ではなく、五感を使ってより鮮明に思い描くことで、実際に脳内の情報のつながり方を変えていくものです。たとえば、これまで悲しみの感情につながっていた記憶を、別の感情につなげるなど新たな回路を開くこともできます。

また、さらに深い潜在意識にアクセスすることで、ご自身の中から癒しの方法を発見したり、解決策を見出したりすることができます。

催眠状態は毎日経験しているもの

催眠状態とは、潜在意識につながった状態をいいます。変性意識状態またはトランス状態とも呼ばれますが、実は決して特別なものではありません。

私たちの誰もが日常的に経験している意識状態で、眠りにつく直前や目覚める直前をはじめ、1日に十数回は自然となっているといわれています。催眠の深さは、ほとんど眠りに近いものから、普通に起きているのと変わらないものまで様々なレベルがあって、通常は催眠状態に入っていても自分でそれとは気付かないものです。

意識しないでなんとなく車や自転車などの乗り物を運転している状態や、電車でウトウトしていても降りるべき駅に着くとなぜか目が覚めるときなどがそうです。催眠下にあっても、顕在意識がなくなるわけではありませんので、セラピストの誘導で望まないことをしたり、話したりすることはありません。そこまで深い潜在意識状態にならない方が、心理療法として望ましいといえます。

なぜ催眠状態がいいのでしょうか?

催眠状態になると、過去の記憶や感情を思い出しやすくなり、イメージワークがしやすくなります。また、暗示を受け入れやすくなるため、癖や習慣を変えやすくなります。

生理的には、バランスが悪くなっている体の調整機能を正常な状態に戻す作用があるといわれており、ゆったりとした催眠状態に入るだけでもリラクセーション効果がもたらされ、ストレス状態の改善にもなります。

フロイトと催眠療法

日本では、催眠療法の心理療法としての評価は決して高くありませんが、フロイトもユングも催眠療法を学んでしましたし、現在の欧米の精神科医の多くが心理療法の手法として学んでいます。

深層心理学の祖であるフロイトは、自由連想法という発想法を用いて潜在意識の中にあるものを引き出しました。フロイトは自由連想法を催眠と区別していますが、自由連想法はクライアントが潜在意識につながった状態で語ってもらうものであり、浅い催眠状態での心理療法あったと考えられます。

フロイトは当時の催眠療法に限界を感じたということですが、当時の催眠療法では暗示と浄化を主としていたためでしょう。暗示を持続させるためには繰り返されなければなりませんし、退行催眠も思い出すだけで浄化が起きるのは限られたケースです。現代では暗示を持続させるワークや、浄化のためのさまざまな技法も開発されており、当時からは大きく改善されています。